2017年06月10日

イソヒヨドリ

最近の楽しみといえば、
毎日向かいのマンションの屋上アンテナにやってくる、
イソヒヨドリのきれいなさえずりを聴く事だ。

そこには以前は夕方になるとカラスがやってきて、
私の唯一のバードウォッチングであったのだが、
近くの木にあった巣を撤去されてしまってからは、
来なくなってしまって寂しい限りであった。

そこへもって新たなお客さんの出現で喜ばしいことである。
双眼鏡でみるとお腹はエンジ色で背中は紫がかった青。
結構きれいな鳥だった。
図鑑で調べ、色からイソヒヨドリであるとわかったが、
名前の通り磯にいるはずの鳥がなぜ山側の住宅街に、、、
とほんとうにイソヒヨドリであるか自信がなかった。

聞いてみると、今やイソヒヨドリはどんどん住宅街に
進出して、なんとツバメの雛を襲ったりする、
あまりよろしくない鳥と化しているらしい。
(本来は海岸に住み、昆虫を食べていた)

環境の変化に伴い、鳥の生息地もどんどんと変わり、
なにより鳥はけっこう人間の生活を利用して暮らしているので、
可愛い、などと鳥を愛でている私たちをちゃんとわかっているのである。

都会に住むカラスやヒヨドリやドバトなどは人間に敵視されているけれど、
それ以外の可愛い鳥はわりと得しているのかしら。

ところでイソヒヨドリだけれどヒヨドリ科ではなく、
ヒタキ科の鳥らしい。でも大きさはヒヨドリくらい。
ヒヨドリと違ってそれは綺麗な声で鳴くので、私としては大歓迎なのである。
ツバメを襲うのはやめてほしいが。

うちの近所を縄張りとしているらしく、買い物途中、
さえずりが聴こえ、見上げると電線にとまっていたりする。
パトロールしているのかも。
彼のなわばりの中に我が家があってさえずりが聴けてよかった。

野鳥観察に行くようになって色々教えて貰うと、
気がついてないだけで野鳥は身近にいるのだとわかる。
うちのマンションの駐車場でさえ、
私はヤマガラやジョウビタキを見つけた。
特に冬は山には木の実もなくなり住宅街に下りてくるようだ。

隣には邸宅があり、そこの木に来るメジロやシジュウカラ、
はては話には聞いていたが、巣籠りで尾に寝ぐぜがつき、
尾が曲がった「寝ぐせエナガ」まで発見したりと、
きょろきょろと挙動不審の毎日。

今は巣立ちの季節で、西宮ガーデンズ近くの植木では
シジュウカラの巣立った子どもが騒がしく親に餌をねだっていた。
親は青虫を咥え忙しそうだった。

あの電線に一匹止まっているのはイカルではないか、、、、
こんな街中でなにを?、、、なんて気がつくようになったのも
若い頃には考えられなかったことである。

人は歳とると木に気持ちが行くようになり
最後、石に興味が出ると聞いた事があるが、
そのうち「この石は、、」などと言い出すかもしれぬな。

それはさておき、
身近な鳥についてさえ知らなかったことが色々ある。
・ウグイスはほとんど姿を見せない。色は実はウグイス色ではない。
 皆はメジロと間違えている。
 梅には来ない。来るのは甘みの好きなメジロである。

・ウグイスはササ藪に住んでいる。山から下りてくるのではなく、
 住宅街でも冬はササ藪にいて低い地鳴きのチャッチャッと鳴いている。
 (その地鳴きを冬に聴いたときはちょっと感激。姿は見えず)

・ホーホケキョは毎年練習し直し。ベテランウグイスも春先は下手。
・スズメはクチバシが短く桜の蜜が吸えないので桜の花をちぎる。
 メジロはクチバシが長いので上手に吸う。

・巣箱の穴は3センチも開けるとスズメの巣になる。
 (スズメは意外に大きい)
 シジュウカラを入れたいなら28ミリの穴にすべし。 

・ホウジロはほっぺた白くない。白いのはシジュウカラ。
 ホウジロは顔は白黒シマシマで体はスズメ色。    
                         等々

バードウォッチャーがこんなにも世に多かった、
ということにもびっくりだ。
珍しい鳥がいると高そうなカメラを構えた人の多い事。
大阪城公園はアマチュアバードカメラマンのメッカなそうな。

万博記念公園が大阪万博博覧会のパビリオンの跡地に
植樹された森であることを知らなかった。
木は40年経つとそれなりの森になるそうだ。

これから暑くなり鳥も北や山へ帰ってしまうし、
とっくに帰ってしまった鴨のいない池を通るたび、
かなりガックリ。
来たるべき関西の酷暑に恐れおののく私。



posted by えるか at 16:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする