2017年01月23日

頭のかたち

「すぐにあなただとわかったわ、頭の形で」
「えっ?、、、、後ろから?、、座高が高かったからじゃなくて?」
「い〜え、頭の形ですぐあなただと分かったわ」
「頭の形?」
「そうよ。うふふふ」

過去一回しか会った事ない人に頭の形で覚えられていた。
その場では笑って別れたけどショックだった。

どう考えても褒められたとは思えない。
数多くのコンプレックスの中に頭の形がある。
普段はもう諦め、忘れていることだ。

私の頭は横に張っていていて後ろは絶壁。
スキンヘッドは絶対に似合わない。
多分美容師さんはいつも誤魔化すようにカットしてくれているだろう。
しかしながら朝起きたら横も後ろもぺしゃんこだ。

どんどん老化して、
顔に塗り壁を作ったり服を着たりで、もう精いっぱい。
頭頂部はへたってきたし白髪は出るし、
もう自分で見えるところだけで力尽きているのである。

背が高いとかそういうことで見つけられることはあるけれど、
今の時代、皆さんそんなこと口にはしない。
あの人は私に悪意があったか、そういう無神経な人なのか、
はたまたそうでなく、元々私は頭の形で見つけられる人間で
他の人は、優しく今まで黙っていたのか。

ごくたまに酷い事を言われると、家に帰ってから心の中で
「じゃあ、どうしてあなたはそんなに足が短いの?
 どうしてそんなにブサイクなの?
 どうしてそんなに趣味が悪いの?」
と毒づいている私だが、悔しいことにその人は若く美人だった。

もう忘れよう、と思いながらも何日も忘れられなくて、
あれ以来、うしろ髪に手が行って仕方が無い。
いつまでも根に持ってウジウジしている私が悪い、のね。




posted by えるか at 20:01| 一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする